厚岸臨海実験所付近の貝類相調査 (2009年5月-2010年4月)

北海道大学水産学部より東へ約650 km先に位置する厚岸臨海実験所では, 実験所周辺の沿岸, 大黒島沿岸, 湾内・沖合でのドレッヂ調査にて貝類を採集し, 調査します。これまでに, 厚岸新記録種や北海道太平洋側において新記録種など, 多くの新発見がありました。(写真の地図はgoogle earthより。軌跡は調査地点, 移動場所を示す)





ドレッヂは水深約130 mまでおこなっていて, 深い水深に生息する貝類も多数得ています。厚岸臨海実験所では, 今年度になって, 新しい研究船になり, より沖合で調査できるようになりました。本調査は, 北海道大学元気プロジェクト2009の助成を得て行われています。(写真はドレッヂで採集された貝類の一部)

七重浜の貝類紹介冊子作製 (2009年4月-)

七重浜貝類下敷きPDFデータ (約3 Mbyta)

 七重浜の貝類約50種類を紹介。移入種シマメノウフネガイや, 函館における高級寿司ネタ「トリガイ」の紹介文が掲載されています。印刷部数は1,000部。ラミネート済みの下敷きは100円, 印刷媒体 (90kgマットコート紙), PDFデータは無料で配布中。本プロジェクトは北方圏貝類研究会, 研究会費にておこなわれました。

臼尻水産実験所付近の貝類相調査 (2008年5月-2009年4月)

北海道大学水産学部より東へ約40 km先に位置する臼尻水産実験所では, 実験所周辺の沿岸, 沖合でのドレッヂ調査にて貝類を採集し, 調査しました。この成果は「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター臼尻水産実験所付近の貝類」にまとめられており, 函館市内の図書館, 小中学校図書館で見ることが出来ます。希望者には, 無料で配布しています。電子版はWEBから, 誰でも無料で見ることが出来ます。


▼「臼尻水産実験所付近の貝類」電子版


第一章 北方生物圏フィールド科学センター臼尻水産実験所
1. 臼尻水産実験所沿革
2. 海洋構造
3. 水温の季節変動
4. 生物相
第二章 北海道における貝類研究史
1. 北海道における貝類研究史
2. 函館市における貝類研究史
3. 函館から新種として記載された貝類
第三章 臼尻水産実験所付近の貝類
1. 臼尻水産実験所付近の貝類
 多板綱
 腹足綱
 二枚貝綱
 頭足綱
2. 函館市の貝類
第四章 貝の博物誌
1. 貝の寿命
2. 貝の捕食回避


本調査は, 北海道大学元気プロジェクト2008の助成を得て行われました。

学校祭での出店 (毎年11月頃)

北海道大学水産学部で毎年11月頃に開かれる学校祭で, 貝類標本展示・生態パネル展示・標本類の販売をしています。毎年販売しているパールネックレス (1000円) は1番人気の商品で, リピーターが続出しています。


2007年度の様子


左上: 顕微鏡によるオオバンヒザラガイ表面の観察, 右上: 光学顕微鏡による貝の歯の観察, 左下: 貝の採集道具 (採泥器, ドレッヂ), 右下: 標本展示の様子。


2008年度の様子


左上:標本展示の様子, 右上: 貝の採集道具 (採泥器, ドレッヂ, カゴ), 左下: 生態写真のパネル展, 右下: 約300年前の貝類図鑑の展示。


2009年度の様子


左上:標本展示の様子, 右上: 標本展示の様子), 左下: 臼尻水産実験所付近で採集された標本の展示, 右下: 貝類の生態パネルの展示風景。

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